書誌事項
- タイトル別名
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- Chronology as an Example of PERT
- PERTとしてみた編年
- PERT ト シテ ミタ ヘンネン
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抄録
層序学的議論における地質体とその境界を, それぞれPERTにおける活動と事象に対比することができる.最終事象の時刻を0として, ある活動が行われたの時間帯の絶対値をA, その直前と直後の事象の時刻の絶対値をE1とE2というように定義すると, E1≧A≧E2およびA1≧E≧A2という関係が成り立つ.一方, 地質現象に対して, これらの式のAをG (地質体) , EをB (境界) と置き換えた式は, 整合関係の場合しか成り立たない.しかし, 不整合, 貫入, 断層など, 上式が成り立たない関係に対しても, 架空の地質体をつけ加えることによって, 上式を満足させることができる.この結果, 編年はPERTにおける順序づけ問題として解ける.このようにして得られた層序図は, 相互関係を知る必要のある地質体に関する示唆を与える.
収録刊行物
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- 情報地質
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情報地質 7 (4), 257-264, 1996
日本情報地質学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204439499520
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- NII論文ID
- 10004636566
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- NII書誌ID
- AN0036643X
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- ISSN
- 1347541X
- 0388502X
- http://id.crossref.org/issn/0388502X
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- NDL書誌ID
- 4469001
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可