『腰痛研究のエビデンス・評価と臨床的展望』Roland‐Morris Disability Questionnaire(RDQ)によるアウトカム評価
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- 鈴鴨 よしみ
- 東北大学大学院医学系研究科肢体不自由学分野
書誌事項
- タイトル別名
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- Outcome Assessment by Roland-Morris Disability Questionnaire (RDQ)
- Roland-Morris Disability Questionnaire(RDQ)によるアウトカム評価
- Roland Morris Disability Questionnaire RDQ ニ ヨル アウトカム ヒョウカ
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説明
Roland-Morris Disability Questionnaire (RDQ)は,患者自身が直接回答するPatient reported Outcomes(PRO)指標の1つとして位置づけられ,腰痛によって日常生活が障害される程度を評価する尺度である.「立つ」,「歩く」,「服を着る」,「仕事をする」などの日常の生活行動が腰痛のために障害されるか否かを尋ねる24項目に,「はい」,「いいえ」で回答してもらい,「はい」と回答した項目の数を加算して得点を算出する.RDQ日本語版は計量心理学的に十分な特性を持つことが検証されている.RDQは,1)項目と回答選択肢が少なく臨床で実施しやすいこと,2)全国調査により求められた基準値があること,3)すでに多くの研究に活用されていること,などが長所としてあげられる.一方で,1)少ない項目であるために個人を評価するには精度が不十分であること,2)精神面の影響を測定する項目が少ないこと,などが短所となりうる.目的に応じて尺度を選択することが重要である.
収録刊行物
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- 日本腰痛学会雑誌
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日本腰痛学会雑誌 15 (1), 17-22, 2009
日本腰痛学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204440291840
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- NII論文ID
- 10031077549
- 40016888912
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- NII書誌ID
- AA11488721
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- ISSN
- 18821863
- 13459074
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- NDL書誌ID
- 10487101
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可