熊本産褐毛和種における種雄牛の遺伝的寄与率について

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抄録

1955年, 1975年及び1990年における熊本産褐毛和種種雄牛の遺伝的寄与率を推定した。その結果, 次の事項が明らかになった。1) , 遺伝的寄与率が高かった特定種雄牛 (上位20頭) の父系図上の系統数は, 1955年は11, 1975年と1990年は4ずつであった。2) , 特定種雄牛の遺伝的寄与率推定値で, 最高値は, 1955年, 1.10%, 1975年, 3.17%及び1990年, 17.12%であった。3) , 1955年から1990年に至る種雄牛群の父系図上の主流は, 1955年の重富 (本43) から分化した重玉 (高11) , 蘇久 (本676) 及び朝栄 (本365) と, 1975年に出現した光浦 (244) の4系統である。4) , 1990年において父系図上の系統は, 重玉系が64.90%, 光浦系が23.44%の遺伝的寄与率を占めた。

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  • CRID
    1390001204440969216
  • NII論文ID
    130004185131
  • DOI
    10.11461/jwaras1968.34.33
  • ISSN
    18846394
    09143459
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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