許容基準の定め方
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- 竹内 啓
- 東京大学 経済学部
書誌事項
- タイトル別名
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- 汚染に対する安全基準の問題
抄録
汚染物質の許容限界を定める問題の統計的とり扱いについて考える.汚染物質の存在量xに対して,反応量Yの分布が定められるとき,Yがある限界cを越える確率がp以下になるようにxの上限x0を定める問題を考える.xを与えたときのYの分布が未知母数θをふくむとき,過去のデータからθを推定し,それにもとついてx0を定める。xがx0以下のときYがcを越える確率がp以下になることが(1-γ)以上の確率で保証される,すなわち,<BR>Pr{Pr{Y≧c|x≦x0}≦p}≧1-γ<BR>となるようにx0を定める方式を求める。<BR>xが与えられたときのYの上側許容限界をg(x)とする;<BR>Pr{Pr{Y≧g(x)|x}≦p}≧1-γ<BR>このときg(x0)=cをみたすようなx0を求めればよい.<BR>Yについて正規線形モデル,Y=α+βx+u,u~N(0,σ2)を想定するとg(x)=α+βx+k(x)σという形になりk(x)は非心t分布から求められる.<BR>食品のカドミウム汚染の実例について具体的な計算を行ない,結果を与えた.
収録刊行物
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- 応用統計学
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応用統計学 3 (1), 1-14, 1973
応用統計学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204442227072
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- NII論文ID
- 130001578439
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- ISSN
- 18838081
- 02850370
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可