全国身体障害者更生施設における支援の実態とその関連要因に関する研究 : 入所者の更生意欲に関連する要因

書誌事項

タイトル別名
  • THE HEALTH-SOCIAL SERVICES IN REHABILITATION FACILITIES FOR PHYSICALLY DISABLED PERSONS AND ITS RELATED FACTORS : FACTORS RELATED TO THE MOTIVATION FOR REHABILITATION TRAINING
  • ゼンコク シンタイ ショウガイシャコウセイ シセツ ニ オケル シエン ノ ジッタイ ト ソノ カンレン ヨウイン ニ カンスル ケンキュウ ニュウショシャ ノ コウセイ イヨク ニ カンレン スル ヨウイン

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抄録

本研究は身体障害者更生施設入所者における更生意欲の関連要因を明らかにすることを目的とした。対象は全国の身体障害者更生施設調査において有効回答の得られた入所者5,762名である。調査は、郵送法を用い、ADL、活動状態、更生意欲、社会適応性等に関する自計式調査票を郵送し、回収した。これらの結果、(1)更正意欲は、入所者の性、年齢、学歴、障害等級等に関わらず、訓練効果に対する期待が高い、訓練困難性が無い、あるいは社会適応性の問題が無い者ほど高い、(2)特に訓練効果に対する期待度が高い者では、低い者と比較し更正意欲を高く維持する確率が8倍以上高い、等が明らかになった。これら入所者の更正意欲に関する特性を支援に反映させることは重要であり、今後も同関連要因について調査を継続し、経年的データを用いた複合分析により検討していく必要性が示唆された。

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