全国656市の地域特性分類と在宅老人福祉サービス実績の関係

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タイトル別名
  • RELATIONSHIP BETWEEN AN REGIONAL CHARACTERISTIC CLASSIFICATION AND THE DEGREE OF UTILIZATION OF HOME WELFARE SERVICE FOR THE AGED AMONG THE 656 CITIES IN JAPAN
  • ゼンコク 656シ ノ チイキ トクセイ ブンルイ ト ザイタク ロウジン フクシ サービス ジッセキ ノ カンケイ

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抄録

本研究は、全国656市を対象に、その人口統計、住宅状況、経済状況による特性分類を行い、次いで類型化された都市の地域特性分類群と、在宅老人福祉サービス実績との関連性について統計的に検討した。その結果、656都市の機能特性として、「規模特性」「都市化度特性」「産業特性」「成長特性」の4つの因子が抽出された。これら4因子からみた地域特性の特徴を検討したところ、656市の地域特性分類群には9群が認められ、各群の特徴から、「地方小規模都市」「地方高成長都市」「大商圏形成都市」「大都市圏準衛星都市」「地方中核都市」「大都市圏衛星都市」「非成長都市」「平均的地方都市」「成長型地方工業都市」に分類された。また、これら9群と在宅老人福祉サービス実績との関連性を検討したところ、65歳以上100人当たりホームヘルプ年間利用日数、65歳以上100人当たりデイサービス年間利用日数の2指標と群間に有意な違いが認められ、65歳以上100人当たりショートステイ年間利用日数と群間には有意な違いが認められなかった。これらのことから、都市の地域特性の相違によって、在宅老人福祉サービス実績の格差が生じていることが明らかになった。

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