書誌事項
- タイトル別名
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- The impact of PICU physician staffing on patient outcomes
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説明
【目的】小児集中治療専従医配置による診療体制の変化と患者予後との関連を検討した。【方法】当院PICUは2010年度に小児集中治療専従医による診療が導入された。前後2年間の全入室患者を対象とし,後方視的コホート研究を施行した。【結果】前期520名,後期591名が対象となり,重症児集約化の傾向が増した後期の重症度スコア(pediatric index of mortality 2,PIM2)は有意に高かった(P<0.001)。多変量解析の結果,小児集中治療専従医の存在と低いPICU死亡率との間に有意な関連が認められた[OR 0.36(95%CI 0.15~0.89),P=0.026]。PICU入室期間の短縮および侵襲的人工呼吸管理日数の減少においても,小児集中治療専従医の存在が関与していた。【結論】小児集中治療専従医配置が患者予後を含む臨床的アウトカム改善に寄与した。
収録刊行物
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- 日本集中治療医学会雑誌
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日本集中治療医学会雑誌 23 (3), 301-305, 2016
一般社団法人 日本集中治療医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204444890368
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- NII論文ID
- 130005149039
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- ISSN
- 1882966X
- 13407988
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可