書誌事項
- タイトル別名
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- Which sedation scale is the most useful for adult ICU patients?
- 成人ICU患者においてはどの鎮静スケールが有用か?―文献を用いた4つの鎮静スケールの比較―
- —A comparison among Ramsay Scale, Sedation-Agitation Scale, Motor Activity Assessment Scale, and Richmond Agitation-Sedation Scale—
- —文献を用いた4つの鎮静スケールの比較—
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説明
人工呼吸患者管理において鎮静深度のコントロールは非常に重要であり,そのためのツールは信頼性,妥当性に富み,使用が容易でなければならない。現在,主観的な鎮静スケールが多く使用され,Ramsay Scale,Sedation-Agitation Scale(SAS),Motor Activity Assessment Scale(MAAS),Richmond Agitation-Sedation Scale(RASS)が,成人患者に対して用いられる代表的なスケールである。本解説ではそれら4つのスケールに関し,文献を用いて総合的に検討した。Ramsay Scaleは古く,現在でも広く使用されているが,妥当性の検討は限られており不穏のスケーリングができないため,現在のICU管理には適さない。SAS,MAAS,RASSは不穏のスケーリングが可能であり,いずれも信頼性,妥当性の評価が行われているが,SAS,MAASにおけるそれらの評価は限られたものである。RASSは最も多くの側面から信頼性,妥当性の評価が検討されており,現時点では最も有用なスケールであると言える。
収録刊行物
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- 日本集中治療医学会雑誌
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日本集中治療医学会雑誌 15 (2), 179-188, 2008
一般社団法人 日本集中治療医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204445619200
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- NII論文ID
- 10024840461
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- NII書誌ID
- AN10474053
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- ISSN
- 1882966X
- 13407988
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可