未然防止のための潜在的エラーモード抽出

  • 鈴木 和幸
    電気通信大学 電気通信学部 システム工学科
  • 金田 健
    電気通信大学大学院 情報システム学研究科 システム運用学
  • 平野 謙
    電気通信大学大学院 電気通信学研究科 電子情報学

書誌事項

タイトル別名
  • Listing Potential Error Modes by Focusing on Human Factors for Preventive Measures
  • ミゼン ボウシ ノ タメ ノ センザイテキ エラーモード チュウシュツ

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抄録

品質・信頼性・安全性問題への応急対策と再発防止の重要性は誰しもが認めるところである.一方,その問題の社会上・経営上の影響が大きい場合には,再発防止が徹底していることだけでは不十分であり,未然防止の方策に目を向ける必要がある.そこで本研究では,ガイドワードを用いた手法と過去の事例をカテゴリ分けして活用する手法を併用することで,対象製品において起こり得るエラーモードを効率的に事前抽出し,未然防止に活用することを提案する.なお,前者は「正しい動作からのズレ」,後者は「メーカ側の意図しない使用法」に着目する.本研究で提案する方法を事故情報収集制度報告書に記載のある3製品について適用し,実際に生じた事故事象と比較した結果,全ての製品について95%以上のエラーを抽出することができた.

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