看護師が子どもの死を心に受けとめる際に関わったこと

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タイトル別名
  • What related when nurse faced pediatric patients' death
  • カンゴシ ガ コドモ ノ シ オ ココロ ニ ウケトメル サイ ニ カカワッタ コト

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抄録

本研究の目的は、看護師が子どもの死を心に受けとめる際に関係したことを明らかにすることである。看護師経験年数が6年以上で、子どもの死に遭遇したことのある看護師12名を対象として、半構成的面接を実施した。得られたデータから「子どもの死を心に受けとめる際に関係したこと」に関する文脈を抽出し質的に分析をした。その結果【よい看取りを行う】【子どもについて親とわかちあう】【第三者からのサポートを得る】【日々の流れに身を委ねる】【意識的に前に踏み出す】【死を捉える力】という6つのカテゴリーが抽出された。死を心に受けとめる際に関係したことは、子どもの生前および死後それぞれに見出された。死を心に受けとめるためには、自分自身と向き合うことが必要であり、看護師はありのままの自分を受け入れることで、自分の中で子どもが亡くなった出来事やその時抱いた気持ちを消化していた。

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参考文献 (13)*注記

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