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- 澁澤 栄
- Faculty of Agriculture Tokyo University of Agriculture and technology
書誌事項
- タイトル別名
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- State-of-the-art on Precision Agriculture
- セイミツ ノウギョウ ノ ケンキュウ コウゾウ ト テンボウ
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説明
本稿は,精密農業研究の枠組みと課題について総括したものである.ほ場ばらつきの記述と解析およびその農学的解釈に関わる科学の論理,ほ場ばらつきのセンシングや可変作業機械の開発に関わる技術の論理,そして農産物の販売戦略や利益に関わるビジネスの論理にわたる俯瞰的な研究アプローチ群をもつことが精密農業研究の特徴である.このような研究の枠組みは,欧米諸国をはじめとした世界各国の多様な農業立地条件を基礎にして,多年にわたる研究・開発・普及の蓄積により形成された.<br>精密農業研究モードは過去に5回の大きな変化を遂げ,最後に登場した米国モデルと日本モデルは,農業イノベーションを展望したビジネスモデルであり,その発展には社会実験が求められる.情報技術を軸にした横断的な研究分野の創出が,精密農業ビジネスモデルの発展にとって切実な課題となりつつある.
収録刊行物
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- 農業情報研究
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農業情報研究 12 (4), 259-273, 2003
農業情報学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204457153920
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- NII論文ID
- 130003367816
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- NII書誌ID
- AN10481161
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- ISSN
- 18815219
- 09169482
- http://id.crossref.org/issn/09169482
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- NDL書誌ID
- 6825128
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可