竹材及びタケノコ生産の変遷と課題 : 鹿児島県を事例として
-
- 岩井 吉彌
- 京都大学大学院農学研究科森林科学専攻
書誌事項
- タイトル別名
-
- Historical change and problems of bamboo and bamboo shoot production : A case study in Kagoshima Prefecture
この論文をさがす
説明
日本国内の竹材需要の減少と中国からの竹材・竹製品輸入量の増加という二重苦の中で,日本の竹産業は苦境にあり,それによって竹林の放置が進行している。その中で,鹿児島県は,今や竹材生産量及びタケノコ生産量において日本一の座にある。こうした鹿児島県の地位は,かつてのような竹産業の発展に支えられているのではなく,実はタケノコ生産によって支えられている。温暖な気候によって,早出しタケノコが全国銘柄を確立しているからである。しかし,そのタケノコ生産も,並品については中国産の輸入量増加の影響を受けて減少傾向を示している。また,タケノコ生産林から生産される竹材も必ずしも良質材とはいえず,こうした竹材利用開発も重要な課題となっている。
収録刊行物
-
- 森林応用研究
-
森林応用研究 14 (1), 1-8, 2005
応用森林学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204458443520
-
- NII論文ID
- 110009497769
-
- ISSN
- 21898294
- 13429493
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可