UECS通信規約の拡張による作物栽培情報の記録・共有を目的にしたSNS型Androidアプリケーションの開発

DOI 被引用文献1件 オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Social Network Service Type Applications on the Android Platform for Recording and Sharing Crop Cultivation Information Using the Extended Ubiquitous Environment Control System Communication Protocol

説明

ユビキタス環境制御システム(UECS)を導入した園芸施設において,栽培管理や労務管理を環境計測制御と同じ情報プラットホームで実施する,「施設植物生産支援のためのワンストップサービスシステム」を提案し,開発を進めている.この開発の中で,UECS機器間での情報交換に用いる共用通信子(UECS-CCM)の通信規約が拡張され,数値情報のほかに,文字情報や画像情報も扱えるようになった.本研究では,作物栽培における野帳の電子化を目的に,作物栽培に関する文字と画像による情報を配信し,それらの情報を作業員同士で共有できるAndroid用アプリケーションを開発した.拡張されたUECS-CCMを用いた初の開発である本アプリケーションは,携帯情報端末のカメラで作物等を撮影し,画像をサーバに保存する.そして,その画像に関するメモと画像保存場所のURIをUECS-CCMとして施設LANに配信することで,作物栽培情報を環境計測情報などと同じ情報プラットホームで扱うことができた.携帯情報端末で動作するので,農作業中でも随時容易に情報が記録でき,SNSのように作業員と迅速な情報共有ができる.本アプリケーションにより,作物栽培情報と他の情報を一体的に扱えるようになった.これらは栽培管理の検証や生産技術の向上に有益と考える.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204461099136
  • NII論文ID
    130003367894
  • DOI
    10.3173/air.22.96
  • ISSN
    18815219
    09169482
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
    • OpenAIRE
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ