AHPによる再生可能エネルギーの地域社会導入計画モデル

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タイトル別名
  • Planning Model for Renewable Energy Adoption to Rural Area using AHP Application
  • AHP ニ ヨル サイセイ カノウ エネルギー ノ チイキ シャカイ ドウニュウ ケイカク モデル

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再生可能エネルギーの実施計画を,地方自治体の施策の中で検討し,地域社会へ導入するための意思決定を支援するために,宇都宮市を対象として,導入可能なシナリオと,AHP(Analytic Hierarchy Process)による導入計画モデルの構築を行った.太陽光発電初期費用を地方自治体が負担する場合,太陽光パネルの設置費用を下げ,耐用年数を増やす技術の向上が必要となった.太陽光発電の売買支援を一般消費者の負担で行った場合,地域特性にあった買い上げ率を設定して,住民や事業者の合意を図る重要性を示した.バイオマスエネルギープラントへの投資を地方自治体が負担する場合,年間CO 2削減量の高い導入効果が期待されるが,年間財政負担額が最も高く,住民の負担が大きいことを明らかにした.AHPモデルの構築と感度分析を含めた評価から,評価項目の住民や企業・事業者の参加意欲は,実施済みの政策や住民が直接かかわる事業,目に見えやすい結果が重要であることを示した.バイオマスエネルギープラントへの投資のためには,財政負担の軽減,企業・事業者の参加意欲の醸成が必要であることを明らかにした.<br>

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