マウス味蕾の細胞型依存性から考える味情報処理

DOI 参考文献16件 オープンアクセス
  • 立野 勝巳
    九州工業大学大学院生命体工学研究科脳情報専攻
  • 大坪 義孝
    九州工業大学大学院生命体工学研究科脳情報専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Signal Processing Based on Cell-Type-Dependent Action Potentials in Mouse Taste Buds

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説明

我々の味覚は基本五味として大きく五つに分類されている.味の認識は,口腔内に分布する味蕾器(味蕾)と味物質の接触から始まる.味蕾は味蕾細胞から構成され,味蕾細胞には4つ細胞型が存在し,味物質受容に関する役割が異なっている.イオンチャネルの発現には細胞型依存があり,その結果,活動電位波形が異なる.活動電位波形の細胞型依存は,味情報伝達方式の違いにつながっていることがわかってきた.本稿では,活動電位波形の細胞型依存および味蕾内の小さなネットワークにおける味情報処理について紹介したい.

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参考文献 (16)*注記

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