米国連邦政府におけるウェブ上の情報の多様化とその管理・保存をめぐる現状と課題 : オープンデータの扱いを中心に

  • 古賀 崇
    天理大学人間学部総合教育研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Issues and challenges on management and preservation of diverse range of information resources in U.S. Federal Government : With emphasis on government open data
  • ベイコク レンポウ セイフ ニ オケル ウェブ ジョウ ノ ジョウホウ ノ タヨウカ ト ソノ カンリ ・ ホゾン オ メグル ゲンジョウ ト カダイ : オープンデータ ノ アツカイ オ チュウシン ニ

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抄録

米国連邦政府は2009年1月のObama大統領就任直後の告示を機に、世界でもいち早く「政府によるオープンデータの提供(オープンガバメントの推進)」に着手した。ここでのオープンデータとは「第三者による自由な加工・利用を前提として提供されるデータ」であり、各種の統計データや法律・法案データなどが含まれる。一方、米国連邦政府では、国立公文書記録管理院(NARA)や政府出版局(GPO)が、「政府情報の管理・保存・長期的アクセス」の中心的役割を担ってきた。これらの機関は、文書記録や刊行物といった従来の情報メディアとは異なる、オープンデータなどのウェブ上の多様な情報について、どの程度対応できているであろうか。本稿は各機関への実地調査も踏まえ、この点の解明と考察を試みる。

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