書誌事項
- タイトル別名
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- <b>Oxygen adaptation mechanism of anaerobic bacteria Microbial ecology under 0 ~ 21% oxygen concentrations </b>
- Oxygen adaptation mechanism of anaerobic bacteria: microbial ecology under 0–21% oxygen concentrations
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説明
酸素(O2)は大気中に21%存在し、水に溶けて地中深部にまで浸透する。地球上の気液相は常に対流しており、自然界で完全な無酸素環境が維持される生態系は稀である。故に、地球上に生息する全ての生物は、反応性に富むO2 に適応・進化し、今日を生きていると考えられる。古くから嫌気性菌は「O2 存在下で生育できない」と解説されることが多い。しかし嫌気性菌のO2 適応機構に関する研究を通じて、嫌気性菌は「O2 存在下では生育しない」というポジティブな意志を持った生物である印象を強く得てきた。本総説ではクロストリジウム菌やビフィズス菌、乳酸菌など絶対嫌気性〜通性嫌気性に分類される細菌が様々なO2 濃度下で見せる生育挙動を紹介し、その解析結果から推定される自然界での姿を考察する。
収録刊行物
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- 日本乳酸菌学会誌
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日本乳酸菌学会誌 24 (2), 79-87, 2013
日本乳酸菌学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204469296000
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- NII論文ID
- 10031184592
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- NII書誌ID
- AA11505820
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- ISSN
- 21865833
- 1343327X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可