台湾花蓮県萬栄郷馬遠村出土ブヌン族頭蓋の形態的特徴

DOI Web Site Web Site 参考文献8件 オープンアクセス
  • 竹中 正巳
    鹿児島女子短期大学 台湾大学医学院体質人類学研究室
  • 蔡 佩穎
    台湾大学医学院医学人文博物館
  • 蔡 錫圭
    台湾大学医学院体質人類学研究室
  • 盧 國賢
    台湾大学医学院体質人類学研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Cranial characteristics of Bunun tribe from Mayuan village, Wanrung township, Hualien county, Taiwan
  • タイワン カ レン ケン マン エイキョウ バエンムラ シュツド ブヌンゾク ズガイ ノ ケイタイテキ トクチョウ

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説明

台湾花蓮県萬榮郷馬遠村から出土したブヌン族の頭蓋(男性26例,女性16例)について,顔面平坦度を含む頭蓋計測を行った。周辺諸族近現代人頭蓋との比較から,ブヌン族頭蓋の特徴として,頭蓋長幅示数が中頭およびバジオン・ブレグマ高が低いことが上げられる。顔面頭蓋は比較的高く,前頭部が立体的である。頭蓋計測値9項目(脳頭蓋最大長,脳頭蓋最大幅,バジオン・ブレグマ高,頬骨弓幅,上顔高,眼窩幅,眼窩高,鼻幅,鼻高)から,ペンローズの形態距離を求めたところ,ブヌン族には同じ台湾原住民のパイワン族が最も類似性が強く,タイヤル族が続く。ヤミ族は類似性が弱い。

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参考文献 (8)*注記

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