古人骨の化学分析による先史人類学  -コラーゲンの同位体分析を中心に-

  • 米田 穣
    東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Review on the Bone Chemistry for Prehistoric Anthropology
  • コ ジンコツ ノ カガク ブンセキ ニ ヨル センシ ジンルイガク コラーゲン ノ ドウイタイ ブンセキ オ チュウシン ニ
  • ―コラーゲンの同位体分析を中心に―

この論文をさがす

説明

古人骨の化学分析に基づいた食性復元は1970年代から盛んになり,今日では数多くの応用研究が行われている。しかし,その方法論には,いくつかの解決せねばならない問題がある。例えば,生体内におけるコラーゲンの同位体比の変動や,生態系全体に影響を及ぼす植物の炭素・窒素同位体比の変動などである。また,コラーゲンやアパタイトの同位体比における続成作用についても検討が必要だ。これらの問題を中心に最近の研究を紹介し,古人骨の化学分析に基づく先史人類学の現状と展望を議論する。<br>

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (143)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ