バーンアウト尺度のプロセスモデルの検討

書誌事項

タイトル別名
  • Process models of the Maslach Burnout Inventory

この論文をさがす

説明

本研究は, Maslachとjacksonのバーンアウト尺度(Maslach Burnout Inventory, MBI)を構成する下位概念に関する6つのプロセスモデルについて検討することを目的とした。分析には岡山県内の特別養護老人ホームに勤務する女性介護職員1, 006名の資料を用いた。共分散構造分析を用いてモデルのデータに対する当てはまりの良さと下位概念間のパス係数を観察した結果, 「情緒的疲弊」から「離人化」への因果関係を設定するとともに「自己成就」には「情緒的疲弊」および「離人化」との共変関係を認めないモデルが支持された。今回の結果は, MBIの下位概念について「自己成就」を独立させることがより支持されるとともに, バーンアウト尺度の構成概念についてさらなる検討が必要なことを示唆するものであった。

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ