何故,超音波療法は世界的に最も評価が高いか
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- 太田 厚美
- 伊藤超短波株式会社学術部
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説明
超音波療法に関わる基本的事項の概説とその応用に関する最新情報の紹介を行った。欧米では物理刺激の中で超音波が非常に使用されているが,それに対して国内ではその使用頻度は低い。その原因としては,国内では超音波の原理及びその臨床的使用の際の重要項目が十分に理解されていないことが考えられる。超音波の発生の原理,それによる生体反応,温熱刺激,非温熱刺激としての超音波,適応症と禁忌症,周波数による生体作用の差異,導子の移動による深部加温の差異,他の温熱刺激との熱発生メカニズム及び深部加温の差など,超音波療法の基礎的事項に関して簡単に概説した。また超音波治療器の選択の目安となるBNR,ERAなどの超音波の品質に関わる係数についても簡単に述べた。最後に医科では一般に知られている超音波による骨再生作用が近年歯科に応用され特に歯科インプラントへの臨床応用が始まりつつあることを紹介した。<br>
収録刊行物
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- Annual Report of The Miyagi Physical Therrapy Association(rigaku ryoho no ayumi)
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Annual Report of The Miyagi Physical Therrapy Association(rigaku ryoho no ayumi) 17 (1), 14-23, 2006
公益社団法人 日本理学療法士協会宮城県理学療法士会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204471497088
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- NII論文ID
- 130004851669
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- ISSN
- 18821464
- 09172688
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可