集合知を創発する場のデザイン : 理論的再検討とオンライン・コミュニティの事例分析から(<特集>新たな社会づくりのためのデザイン)

書誌事項

タイトル別名
  • A Design for the Emergent "Wisdom of Crowds" : Theoretical reconsideration and analysis of the online communities(<Special Issue>New Approaches to Designing Society)
  • 集合知を創発する場のデザイン--理論的再検討とオンライン・コミュニティの事例分析から
  • シュウゴウ チ オ ソウハツ スル バ ノ デザイン リロンテキ サイケントウ ト オンライン コミュニティ ノ ジレイ ブンセキ カラ

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抄録

本稿では集合知を創発する場、特にウェブ上における場のデザインに関して議論する。ウェブ上に生まれた創造活動の場は、膨大な参加者と、デジタル空間であるため場(プラットフォーム)を自由にデザインできるという特徴を持つ。これは大きな可能性を秘めている一方、そのデザインには多くの知見が新たに必要となると考えられる。本稿ではウェブ上に生まれた創造活動の中でも多数の人々の参加による創造活動、つまりは集合知に着目する。本稿ではまずウェブに限定しない、集合知一般に関するこれまでの議論を振り返り、集合知が創発されるための要件と、そのための場のデザインはどうあるべきかについて述べる。次にウェブ上で展開される様々な試みをもとに、ウェブ上での場のデザインの可能性について述べる。最後に知識や道具などとは異なる個人的主観性の高いコンテンツを生み出す集合知の場のデザインについて実データの分析を交えながらその可能性を議論する。

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参考文献 (15)*注記

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