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- 相原 雄幸
- 相原アレルギー科・小児科クリニック
書誌事項
- タイトル別名
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- Food-dependent exercise-induced anaphylaxis (FDEIA) Current status and issues
説明
<p> 食物依存性運動誘発アナフィラキシー (FDEIA) は, 疫学調査結果からは有症率の増加はない. 認知度は向上したが逆に過剰に診断されている症例も少なくない. 近年, 重症食物アレルギー患者に対して経口免疫療法が導入され脱感作到達例も増加し, 当該食物摂取後の運動負荷によりアナフィラキシーを発症する事例 (secondary FDEIA) の増加が問題となってきている. これらの背景もあり, 「食物アレルギー診療ガイドライン2016」ではFDEIAの定義が一部改訂された. 今後の課題は, 正しい知識の普及により過剰診断を防ぐこと, 誘発試験の改善により陽性率をさらに高めること, 患者教育を徹底し再発症を防ぐこと, 発症防止薬を確立することなどがあげられる.</p>
収録刊行物
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- 日本小児アレルギー学会誌
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日本小児アレルギー学会誌 31 (1), 38-45, 2017
一般社団法人日本小児アレルギー学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204475580032
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- NII論文ID
- 130005519730
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- ISSN
- 18822738
- 09142649
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可