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- 坂爪 一幸
- 早稲田大学教育・総合科学学術院教育心理学教室
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説明
発達障害や認知症は伝統的には行動や能力から理解されてきた。行動や能力には高次脳機能という基盤がある。発達障害も認知症も高次脳機能に生じた問題であり,高次脳機能を理解した支援が欠かせない。障害のある子どもや成人だけでなく,健常な子どもの能力や行動の発達も高次脳機能の成熟に基づく。また健常成人の加齢に伴う能力や行動の衰えは高次脳機能の低下に起因する。神経心理学の発展に伴って,能力や行動の基盤である高次脳機能の特徴を明確にして対応を策定する神経心理学的なアプローチの重要性が増している。本論では,発達障害と認知症の伝統的な障害理解の問題点,神経心理学的な視点による理解の有用性,そしてそれらに基づく包括的な支援の枠組みをまとめた。神経心理学は胎児・乳幼児・児童・生徒・成人・高齢者を対象にして,高次脳機能という視点から一貫した人間観と健康観を提供できる。
収録刊行物
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- 日本健康医学会雑誌
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日本健康医学会雑誌 21 (2), 50-55, 2012
日本健康医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204481255168
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- NII論文ID
- 110009489040
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- NII書誌ID
- AA11419208
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- ISSN
- 24239828
- 13430025
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可