Oxaliplatin による末梢神経障害「しびれ」を経験する 大腸がん患者の精神的ストレス内容と対処

書誌事項

タイトル別名
  • Details and Care of Psychological Stress in Colorectal Cancer Patients * with Oxaliplatin-Related “Numbness” as a Peripheral Nerve DisorderOxaliplatin
  • Oxaliplatin ニ ヨル マッショウ シンケイ ショウガイ 「 シビレ 」 オ ケイケン スル ダイチョウ ガン カンジャ ノ セイシンテキ ストレス ナイヨウ ト タイショ

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説明

<p>要 旨 </p><p>本研究の目的はしびれによる精神的ストレス内容と対処を明らかにし,効果的な支援方法を検討することである.Oxaliplatin 総投与回数10 回以上,総投与量850 mg/m2 以上で,研究に同意した16 名を対象とした.インタビューガイドを用いた半構造的面接調査を行い,質的帰納的分析を行った.しびれによる精神的ストレスの内容3 カテゴリーは【自分ではどうにもできないしびれに対し不安や無力感を抱く】【行動の制限を強いるしびれに恐怖やつらさを感じる】【しびれにより他者との距離を感じる】にまとめられた.また,精神的ストレスへの対処は【しびれについての認知を変えることでしびれを納得し受け止める】,【しびれに対する対処行動を模索することで自分なりの解決策を得る】の2 カテゴリーであった.看護師はしびれによる精神的ストレス内容とその対処についてアセスメントし,しびれの影響で不安やうつに進展していないか治療継続性を客観的に判断する必要性が示唆された.</p>

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