書誌事項
- タイトル別名
-
- The Relationship between Changing Mode and Stress Coping Strategies in Peer-Support
- ピア サポート ニ オケル ストレスコーピング ホウリャク ト キブン ヘンカ ノ カンレン ニ ツイテ
この論文をさがす
抄録
本研究の目的は,ストレスコーピング方略とピア・サポートによる心理的効果の関係を検討することであった。46人の被験者がピア・サポートに参加した。最近ストレスを強く感じた状況を想起させたあと,Profile of Mode State短縮版(POMS)を用いて気分を測定した。ピア・サポートの終了後,POMSを用いて気分を測定した。また,ピア・サポート時とは別に,ストレスコーピング方略質問紙に回答させた。結果は,1)「活気」の気分以外については全体的にストレス緩和効果がみられたが,問題焦点低群,コーピング量低群では「活気」の気分が変化しなかった。2)比率情動群はすべての気分変化を示したが,比率問題群では,「疲労」および「怒り―敵意」の気分変化がみられなかった。本研究において,ストレスの上昇がみられず,ストレス緩和効果がみられたため,ピア・サポートが,いずれのストレスコーピング方略にとってもストレス緩和効果に有効なサポートであることが示された。一方,問題焦点低群,コーピング量低群,比率問題群において,一部緩和効果がみられず,ピア・サポートとの適合性の低さが示唆された。
収録刊行物
-
- カウンセリング研究
-
カウンセリング研究 44 (2), 118-126, 2011
日本カウンセリング学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204483554688
-
- NII論文ID
- 130005132013
-
- NII書誌ID
- AN10071578
-
- ISSN
- 21864594
- 09148337
-
- NDL書誌ID
- 11294691
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可