書誌事項
- タイトル別名
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- Electroconvulsive Therapy in Severe Depressive Patients Following Implantation of Inferior Vena Cava Filter for Deep Venous Thrombosis
- ─深部静脈血栓,肺塞栓の予防,早期発見治療とrefeeding症候群から安全なmECTの導入に至るまで─
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説明
<背景>修正型,非修正型を問わず,電気けいれん療法(electroconvulsive therapy:ECT)後にpulmonary embolism(PE)を発症した報告が散見される。mECT(modified-ECT)施行中,deep venous thrombosis(DVT)に対して一時留置型の下大静脈フィルターを用い,抗凝固療法を併用することでPE の増悪を予防した症例を報告し,DVT,PEのリスクについて考察する。 <症例>当科では過去2年間,入院時にDVT,PEが発見された7症例を経験した。うち4例は飢餓状態で身体合併症もあり,早期のmECT導入による寛解が望まれた。一時留置型の下大静脈フィルターを留置したうえで抗凝固療法を行い,PEの増悪を予防しmECTを施行した。<結果>治療的緊急性がありmECTを早期に導入する必要がある場合,DVT,PEに対して一時留置型の下大静脈フィルターが有用であった。
収録刊行物
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- 総合病院精神医学
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総合病院精神医学 24 (1), 51-58, 2012
一般社団法人 日本総合病院精神医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204484547584
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- NII論文ID
- 10031128537
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- NII書誌ID
- AN10398829
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- ISSN
- 21864810
- 09155872
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可