The Confusion Assessment Method(CAM)日本語版の妥当性
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- 渡邉 明
- 京都第一赤十字病院緩和ケア診療部
書誌事項
- タイトル別名
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- The Confusion Assessment Method: Validation of Japanese-language version
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説明
<p>The Confusion Assessment Method(CAM)は簡便なせん妄スクリーニングツールで,世界的に広く使用されている。今回われわれはCAM日本語版を作成し,2012年1月1日から7月31日までに大腿頸部骨折で整形外科入院となった53症例を対象に有用性を検討した。せん妄患者は12例で認め,有病率は22.6%だった。CAM陽性は11例(せん妄10例,非せん妄1例)で,CAM陰性は42例(せん妄2例,非せん妄40例)だった。CAM日本語版は感度83.3%で特異度97.6%,コーエンのκ係数0.83,φ値0.78と十分に高く,せん妄のスクリーニングツールとして優れていると考えられた。日本語版を含むCAMには著作権があり,原著者のサイト(http://www.hospitalelderlifeprogram.org/private/cam-disclaimer.php?pageid=01.08.00)から入手できる。</p>
収録刊行物
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- 総合病院精神医学
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総合病院精神医学 25 (2), 165-170, 2013
一般社団法人 日本総合病院精神医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204484886528
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- NII論文ID
- 130005281712
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- ISSN
- 21864810
- 09155872
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可