健康教育からヘルスプロモーション活動を促進するLearning Partner Model

  • 助友 裕子
    日本女子体育大学体育学部スポーツ健康学科

書誌事項

タイトル別名
  • Learning Partner Model for diffusing health promotion actions through health education: case studies on cancer education and awareness
  • 健康教育からヘルスプロモーション活動を促進するLearning Partner Model : がんの教育・普及啓発の事例
  • ケンコウ キョウイク カラ ヘルスプロモーション カツドウ オ ソクシン スル Learning Partner Model : ガン ノ キョウイク ・ フキュウ ケイハツ ノ ジレイ
  • ―がんの教育・普及啓発の事例―

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説明

<p>はじめに:Learning Partner Model(以下,LPM)とは,科学的根拠に基づいた学習知識が,日常的な文脈において人から人へ伝達される一連のプロセスである.本報告では,第26回日本健康教育学会学術大会シンポジウムⅢ「日本版「ヘルス・コミュニケーション」のかたち:実践と研究の融合」における報告の代表的なスライドを抜粋し,がんの教育・普及啓発におけるLPMの適用事例を取り上げ,健康教育によって得られた知識を国民に普及させるための手立てについて,その方法論の一端を示すことを試みた.</p><p>内容:LPMを適用したがんの教育・普及啓発の事例として,学校におけるがん教育および地域における成人向けがん教育を示した.学校におけるがん教育では,学校というコミュニティ特性に合ったモデルの適用方法を検討することの重要性を示した.地域における成人向けがん教育では,住民の社会的ネットワークに着目し,日常場面で特定の人々に対しメッセンジャーの役割を期待される人々‘natural helper’の同定が鍵となることを示した.</p><p>まとめ:学校と地域において,がんの教育・普及啓発の方法は変える必要がある.LPMを用いることによって,いずれの場所においても健康情報をよりよく普及することが可能になることを示した.</p>

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