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- 福井 至
- 東京家政大学文学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Experimental Analysis of Human Behavior: A Review(<Special Issue>Experimental Analysis of Human Behavior)
- 人間行動の実験的分析の展望
- ニンゲン コウドウ ノ ジッケンテキ ブンセキ ノ テンボウ
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説明
本論文では、人間行動の実験的分析の研究動向を総合的に検討することを目的とした。そのために、この分野の研究動向を概観し、研究を8つの分野に分けそれぞれの分野の発展過程を分析した。それらの分野は、(1)嫌悪統制、(2)選択行動、(3)協力・競争行動、(4)強化スケジュール、(5)教示効果、(6)強化効果、(7)刺激性制御、(8)言語行動、である。その結果、(1)人間行動の実験的分析の研究は、すでに行動法則の人間を含めた種間連続性仮説の検証はほぼ終わったこと、(2)人間行動の実験的研究はすでに人間特有の行動制御変数と、人間特有の行動の研究段階に進んだこと、などのことが明らかとなった。そして、このような研究動向が、新たな人間行動の法則の発見や、新たな理論および多くの応用分野につながっていく可能性が示唆された。
収録刊行物
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- 行動分析学研究
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行動分析学研究 17 (1), 5-19, 2003
一般社団法人 日本行動分析学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204487010944
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- NII論文ID
- 110001230853
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- NII書誌ID
- AN10150936
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- ISSN
- 24242500
- 09138013
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- NDL書誌ID
- 6587669
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可