凍結乾燥塩酸メデトミジンを利用したエゾシカ(<i>Cervus nippon yesoensis</i>)の化学的不動化

  • 大沼 学
    北海道大学大学院獣医学研究科生態学教室:京都大学霊長類研究所人類進化モデル研究センター
  • 高橋 裕史
    北海道大学大学院獣医学研究科生態学教室
  • 中村 友香
    ピッキオ
  • 田中 純平
    星野ワイルドライフリサーチセンター
  • 淺野 玄
    ピッキオ
  • 松井 基純
    星野ワイルドライフリサーチセンター
  • 釣賀 一二三
    北海道大学大学院獣医学研究科生態学教室:(現)岐阜大学応用生物科学部獣医学講座野生動物医学研究室
  • 鈴木 正嗣
    帯広畜産大学家畜増殖学研究室
  • 梶 光一
    北海道環境科学研究センター自然環境部道南地区野生生物室
  • 大泰司 紀之
    北海道大学大学院獣医学研究科生態学教室

書誌事項

タイトル別名
  • Chemical Immobilization of Hokkaido Sika Deer (<i>Cervus nippon yesoensis</i>) using a Lyophilized Medetomidine and Ketamine Mixture

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説明

今回,筆者らは市販されている塩酸メデトミジン溶液を凍結乾燥して塩酸メデトミジン-塩酸ケタミン混合液の調整を行い,エゾシカの化学的不動化を試みた。その結果,この混合液の不動化作用は,市販品を使用して調整した従来の混合液と差がないことが確認された。また,不動化が原因となる死亡事故は発生しなかった。以上の結果から今回報告した方法で混合液を調整し,エゾシカに投与しても安全に不動化できることが確認された。

収録刊行物

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (7)*注記

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