書誌事項
- タイトル別名
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- Macroscopic Observation and CT Sectional Analysis of the Liver in an Orang-Utan
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抄録
オランウータンの遺体を用いて,肝臓の肉眼解剖学的特徴を検討した。同種の肝臓は左葉,尾状葉,方形葉,外側右葉,内側右葉に分けられ,発達した胆嚢を伴っていた。各葉は,四足獣と異なって,腹側へ突起を伸ばすことはなく,臓側面から見て正方形に近い形態を示した。また,CTスキャンを利用して肝臓の20枚の水平断面を得て,その各面積を算出した。その結果,肝臓の体積と重量の大半は背腹方向で見て中央付近に集中し,極端な背側や腹側部に体積や重量をもたないことが明らかとなった。このような特徴は,直立二足歩行前段階として体幹を垂直に立てる姿勢を示す類人猿において,頭尾方向に重力が生じる条件下で肝臓を負担し固定するために進化した,適応的な機能形態学的機構であることが推察された。
収録刊行物
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- 日本野生動物医学会誌
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日本野生動物医学会誌 9 (2), 103-107, 2004
日本野生動物医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204488534016
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- NII論文ID
- 110002665455
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- NII書誌ID
- AA11366156
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- ISSN
- 2185744X
- 13426133
- http://id.crossref.org/issn/13426133
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可