図書館関連団体文書にみる米国における「インフォメーション・リテラシー」の変遷

書誌事項

タイトル別名
  • History of the "Information Literacy" in the U. S., Based on Official Papers of the Library Organizations
  • 資料 図書館関連団体文書にみる米国における「インフォメーション・リテラシー」の変遷
  • シリョウ トショカン カンレン ダンタイ ブンショ ニ ミル ベイコク ニ オケル インフォメーション リテラシー ノ ヘンセン

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抄録

本稿では,米国における「インフォメーション・リテラシー」の定義と教授法開発の展開を,そのイニシアチブをとってきた図書館関連団体の公式文書に基づいて展望した.早くは1970年代に,情報の激増の時代にむけてインフォメーション・リテラシーの教授の重要性が指摘されていた.1989年に,ALAインフォメーション・リテラシーに関する会長諮問委員会報告書の中で,その後広く参照されることとなった定義が示され,以降は特に教授法の開発が進められることとなった.インフォメーション・リテラシーを情報探索のプロセスに基づいて考える,プロセス・アプローチによる教授法が広く認められるようになった.そして,1998年にAASLとAECTによって発表された新しい学校図書館基準『インフォメーション・パワー : 学習のためのパートナーシップの構築』は,インフォメーション・リテラシーの教授を学校図書館メディア・プログラムの核にすえるに至った.

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参考文献 (27)*注記

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