書誌事項
- タイトル別名
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- A Study of Character Frequency : From the View Point of Japanese Language Education
- モジ シヨウ ニ カンスル ケイリョウテキ ケンキュウ ニホンゴ キョウイク
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説明
日本語教育で教材に使用される漢字の選定および提示順序は漢字頻度調査に基づいて決定されることが多い.そこで,本研究では効率的な漢字頻度調査を行う手法を確立するために,新聞記事フルテキストデータベース中に含まれる漢字の使用頻度を調査するシステムを開発した.このシステムを用いて,新聞朝夕刊1ヶ年分の約11万件の記事を対象に大規模な調査を実施し,漢字4,476字および平仮名83字,片仮名86字についての文字使用頻度表を作成した.その結果,1)漢字使用頻度上位1,000字が全使用率のおよそ95%を占めること,2)上位1,600字で全体のほぼ99%に達し,残りの約3,000字は1%程度を占めるに過ぎないこと,3)時代的変化に着目すると,漢字使用頻度は,'66年と'93年の新聞間で相関が著しく高いこと,が示された.以上の結果は新聞における漢字の使用実態を的確に反映するものであり,日本語教育のみならず,漢字教育や言語情報処理一般に役立つ有用な知見が得られた.
収録刊行物
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- 日本教育工学雑誌
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日本教育工学雑誌 20 (3), 141-149, 1996
日本教育工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204489626880
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- NII論文ID
- 110003026289
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- NII書誌ID
- AN00368220
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- ISSN
- 24326038
- 03855236
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- NDL書誌ID
- 4157121
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可