書誌事項
- タイトル別名
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- Experimental study on effects of exposure to a radiant cooling system of ceiling during sleeps in a hospital
- ビョウシツ ニ オケル スイミンジ ノ テンジョウ ホウシャ レイボウ ニ カンスル ジッケンテキ ケンキュウ
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説明
本研究では、健康な青年男女各2名を被験者とした曝露実験を行い、天井放射冷房を使用した病室における睡眠に適した温熱環境を検討した。患者が病室に長期間滞在することを考慮し、睡眠時に快適と考えられている室温28℃、相対湿度50%を基準とし、26℃、30℃の2設定を加えた3条件で実験を行なった。睡眠中の心拍変動、各部皮膚温、熱流量を連続して記録し、また、起床直後には主観睡眠調査票により睡眠感を調査し、皮膚温や自律神経系の活動の経時変化の様子や生理反応と心理反応の関係を検討した。実験により、(1)手と足の皮膚温が他の部位より高い値となる、(2)時間の経過に伴い迷走神経の活動が高まる、という結果を得た。また、考察として、(1)自律神経系に着目する場合、26℃とした制御が他の条件の場合より高い安静を得るのに有効であると言うことができ、起床時の主観的睡眠感に着目する場合、28℃とした制御が他の条件の場合より起床時に高い睡眠感を得るのに効果的であると言う事ができる、(2)額、前腕および下腿の皮膚温を、睡眠中の安静の程度を判断する目安とすることができる、という結果を得た。
収録刊行物
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- 人間と生活環境
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人間と生活環境 13 (2), 87-93, 2006
人間-生活環境系学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204492371840
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- NII論文ID
- 110008447692
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- NII書誌ID
- AA11443337
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- ISSN
- 24332836
- 13407694
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- NDL書誌ID
- 8656868
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可