ボンフェローニ法・ボンフェローニ補正係数

DOI
  • 津田 宏治
    東京大学大学院新領域創成科学研究科情報生命科学専攻

抄録

複数の仮説を検定する手法(多重検定法)の中で最も単純であり,同時に,最も広く用いられている方法である.複数の統計量が与えられたとき,ボンフェローニ法は,1つでも偽陽性が現れる確率(family-wise error rate)を,ある値(通常は0.05)以下に抑えるように,統計量の閾値を計算する.具体的には,N個仮説がある場合には,各統計量に関するP値が0.05/Nになるように閾値を設定する.慣習的に,P値にNを掛けて,それを補正P値と呼ぶこともある.この時の係数Nをボンフェローニ補正係数という.

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 50 (10), 998_4-998_4, 2014

    公益社団法人 日本薬学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204499161600
  • NII論文ID
    130005265920
  • DOI
    10.14894/faruawpsj.50.10_998_4
  • ISSN
    21897026
    00148601
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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