医薬品開発におけるバーチャルクリニカルスタディ

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抄録

モデリング・シミュレーション技術の進化により、遺伝子多型の頻度、遺伝子多型ごとの代謝・輸送活性の値およびその個人間変動を生理学的薬物速度論モデルに組み込み、モンテカルロ・シミュレーションを実施することにより、多くの仮想患者をコンピュータ上に発生させ、仮想的臨床試験『Virtual Clinical Study(VCS)』を実施することができるようになった。これにより、薬物投与時の個々の血中濃度推移から民族や患者集団ごとの有効性・安全性を予測することができる。本稿では、VCSの最前線を紹介する。

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 54 (5), 402-406, 2018

    公益社団法人 日本薬学会

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