書誌事項
- タイトル別名
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- New Viewpoints on the Color Differences between Upper and Lower Lips and Proposed Makeup Procedure
- ジョウシン ト カシン ノ イロ ノ チガイ ニ チャクモク シタ アタラシイ メイクアップホウ
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説明
唇の色はヘモグロビンとメラニン量により影響されることが報告されており,唇は医学的に皮膚由来の構造と口腔粘膜由来の構造を併せ持つことが知られている。とくに,口腔粘膜由来の毛細血管は唇の表面近くに存在して唇を赤く見せている。そして毛細血管の状態は加齢とともに変化し,くすむことが報告されている。しかしながら,これまでに上唇と下唇の赤みの違いについて議論されたことがない。本研究では,上下唇の色について調べることで,年齢によらず下唇のほうが赤みは強いことがわかった。また,上唇と下唇の色の違いがどのような印象を与えるか,唇の色を変化させることにより調べた。その結果,上唇と下唇の色の差が印象に大きな影響を及ぼし,上唇と下唇の色をそろえると,自然で若く健康的な印象を与えられることがわかった。MgTubeを配合した口紅は,上下の唇の色を合わせることができ,また,薄付きの口紅においては干渉パール剤を併用することが効果的であることがわかった。これらの結果により,われわれは新しいメイクアップ法を開発することができた。
収録刊行物
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- 日本化粧品技術者会誌
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日本化粧品技術者会誌 44 (1), 41-47, 2010
日本化粧品技術者会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204499745024
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- NII論文ID
- 130001922418
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- NII書誌ID
- AN00101606
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- ISSN
- 18844146
- 03875253
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- NDL書誌ID
- 10635965
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可