書誌事項
- タイトル別名
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- Characterization of a Water-Soluble Keratin Protein Involved with Reactive Residues and the Modification of the Hair Surface with the Protein
- ハンノウセイキ オ モツ スイヨウセイ ケラチンタンパクシツ ノ キャラクタリゼーション ト モウハツ ノ ヒョウメン シュウショク
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説明
化粧品分野では,毛髪の損傷低減,損傷した毛髪の修復などに様々なタイプのケラチンタンパク質が応用されている。側鎖に非対称性のジスルフィド基をもつ水溶性のS-カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン (CMADK) タンパク質が,羊毛繊維のチオグリコール酸ナトリウム塩による還元処理と,それに続く過酸化水素による酸化処理により合成された。SDS-PAGE法により,この新しい誘導体化タンパク質の分子量は約64 kDaおよび48 kDaであることがわかった。また,CMADKタンパク質に含まれるジスルフィド基量は4.4×10-4 mol/gであった。非対称性のジスルフィド基をもつ水溶性タンパク質と毛髪中のフリーのチオール基とのSH/SS交換反応を通して共有結合しうるタンパク質による毛髪表面の修飾が期待された。毛髪のねじり応力評価法からCMADKタンパク質で処理した毛髪の剛性率は増加した。洗髪のシミュレーションモデルを用いた繰り返し処理を行っても,毛髪の剛性が維持されることがわかった。
収録刊行物
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- 日本化粧品技術者会誌
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日本化粧品技術者会誌 48 (3), 190-199, 2014
日本化粧品技術者会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204500201856
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- NII論文ID
- 130005416125
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- NII書誌ID
- AN00101606
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- ISSN
- 18844146
- 03875253
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- NDL書誌ID
- 025820961
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可