頭皮マッサージの生理的,心理的指標に及ぼす効果

  • 島田 邦男
    日油株式会社 研究本部 人間総合科学大学大学院 人間総合科学研究科
  • 土田 衛
    先端技術研究所
  • 大西 日出男
    タカラベルモント株式会社 化粧品研究開発室
  • 中野 博子
    人間総合科学大学大学院 人間総合科学研究科
  • 大東 俊一
    人間総合科学大学大学院 人間総合科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Scalp Massage on Physiological and Psychological Indices

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抄録

頭皮マッサージのストレスや快適感に及ぼす影響を生理学的指標,心理学的指標を用いて検討した。その結果,頭皮マッサージにより,唾液中のコルチゾール濃度は有意に低下し,分泌性免疫グロブリンA濃度は有意に上昇した。Visual Analogue Scale(VAS)を用いた検討では頭皮マッサージの前後で身体的疲労の軽減,リラックス度の上昇が認められ,POMS短縮版ではネガティブな感情を示す指標の低下が認められた。ストレスに関連した唾液成分濃度の測定およびVASやPOMS短縮版の結果から,頭皮マッサージにはストレスを軽減させる作用や快適性を向上させる作用があることが示唆された。

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被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (1)*注記

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