内分泌器官としての骨組織

DOI
  • 檜井 栄一
    金沢大学医薬保健研究域薬学系薬理学研究室

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抄録

「粉骨砕身」や「骨折り損のくたびれもうけ」など,古来よりことわざにも「骨」が多く使われており,骨は,私たちになじみの深い臓器である.骨は,私たちの体のいたるところにあり,私たちの体を支え内臓を守る,という大きな役割を担っている.近年,骨の持つ新たな機能が続々と明らかになっており,私たちが骨に対して持っている一般的なイメージが覆されつつある.その中でも,本稿では「骨=体を支える臓器」であるだけでなく「骨=内分泌器官(骨=内臓)」である,という内容を中心に話を進めていく.

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 53 (6), 545-549, 2017

    公益社団法人 日本薬学会

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