宇宙エレベータクライマの基礎研究と自立型プローブクライマのプロトタイプ設計(<特集>宇宙エレベータの実現を目指して 第3回)

書誌事項

タイトル別名
  • Study on a Climber of Space Elevator and Prototype Design of the Autonomous Probe Climber
  • 特集 宇宙エレベータの実現を目指して(第3回)宇宙エレベータクライマの基礎研究と自立型プローブクライマのプロトタイプ設計
  • トクシュウ ウチュウ エレベータ ノ ジツゲン オ メザシテ(ダイ3カイ)ウチュウ エレベータクライマ ノ キソ ケンキュウ ト ジリツガタ プローブクライマ ノ プロトタイプ セッケイ

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説明

従来から提案されてきた宇宙エレベータは,静止軌道に質量中心をもつ上下に長い衛星として,質量中心や端部を構成するステーションと間をつなぐケーブル(テザー)によって概念図が描かれている.ただし宇宙往還システムとしての宇宙エレベータには,ケーブルを昇降する機構が必要となることはいうまでもない.この昇降機構はケーブルを支索(軌道)として自立昇降するもの(ロープモノレール型),ケーブルを支曳索とするもの(ロープウェイ型)に大別され,様々な駆動制動方式や制御方式が検討され始めている.本稿では宇宙エレベータクライマが基本的に有すべき機能・性能について解説し,内外のクライマ開発事例について紹介する.また,現状での課題と共に今後検討が必要な要素技術について述べる.最後に宇宙エレベータクライマの開発モデルの宇宙往還機以外への応用事例として,ケーブル支持構造の自動点検用移動機構として検討されているプローブクライマについて言及する.

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