地上からのきぼうロボット親子アームの遠隔操作

書誌事項

タイトル別名
  • JEMRMS Ground Control and Crew Operations
  • 特集 飛行士との,飛行士による,飛行士のための宇宙船の安全制御(第15回)地上からのきぼうロボット親子アームの遠隔操作
  • トクシュウ ヒコウシ ト ノ,ヒコウシ ニ ヨル,ヒコウシ ノ タメ ノ ウチュウセン ノ アンゼン セイギョ(ダイ15カイ)チジョウ カラ ノ キボウ ロボット オヤコ アーム ノ エンカク ソウサ

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抄録

きぼうロボットアーム(JEMRMS : JEM Remote Manipulator System)は,親アーム,子アームから成り,きぼう運用での各種構造物のハンドリングやクルーによる船外活動の低減を目的に開発された.親アームは2008年にISS Flight 1J(STS-124)にて打ち上げられ国際宇宙ステーション(International Space Station(ISS))に取り付けられ,子アームはH-II Transfer Vehicle 1(HTV1)にて打ち上げ後,船内実験室にて組み立てきぼうエアロックから船外へ搬出,子アーム保管装置に取り付けられた.その後,曝露ペイロードやHTV Exposed Palette(HTV EP)の移設等において,軌道上クルーによるアーム運用が暫く続けられたが,2011年以降は地上遠隔操作の軌道上検証を開始し,現在ではきぼうロボットアーム運用は地上遠隔操作により行われている.本稿では,クルーから地上遠隔操作に移行した背景,クルー運用との地上遠隔操作の相違点,メリット等を述べる.

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