極低温冷却ミッションに必要な冷却技術

書誌事項

タイトル別名
  • Cooling Technology for Space Cryogenic Missions
  • 特集 宇宙からの高性能光学観測を支える技術(第4回)極低温冷却ミッションに必要な冷却技術
  • トクシュウ ウチュウ カラ ノ コウセイノウ コウガク カンソク オ ササエル ギジュツ(ダイ4カイ)キョクテイオン レイキャク ミッション ニ ヒツヨウ ナ レイキャク ギジュツ

この論文をさがす

抄録

<p>宇宙科学衛星や地球観測衛星では,冷却された光学系や検出素子を用いて高感度・高分解能な観測を行うミッションが数多く提案・開発・運用されており,地球観測では100 K前後に冷却された赤外線センサを冷却するための機械式冷凍機が強く求められている.加えて,50 K以下が求められるミッション機器では,無寒剤の機械式冷凍機による強制冷却に加え深宇宙への放射冷却による受動冷却を組み合わせた冷却システムも提案・開発されている.これらの冷却システム,特に機械式冷凍機には,高い熱効率だけでなくより高い信頼性・冗長性・長寿命,さらには低擾乱・低コスト化といった多くの要求に答える必要がある.本稿では,観測衛星に求められる冷却技術,とりわけ典型的な冷却システムや機械式冷凍機,放射冷却,宇宙用冷却技術特有の課題や要素技術などについて述べる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ