書誌事項
- タイトル別名
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- Dead-End Ultrafiltration Characteristics of Particulate Suspensions Containing Macromolecule
- コウブンシ オ フクム ビリュウシ ケンダクエキ ノ デッドエンド ゲンガイ ロカ トクセイ
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抄録
微粒子と高分子が共存する系の限外濾過特性に関する基礎的知見を得ることを目的として,微粒子であるルチル型の二酸化チタン(TiO2)と高分子である牛血清アルブミン(BSA)の混合試料液のデッドエンド定圧限外濾過を行い,濾過特性に及ぼすpHおよび電解質濃度の影響を微粒子・高分子間相互作用の観点から検討した.BSA分子は混合液中でTiO2粒子表面に吸着する性質があり,TiO2の分散・凝集状態はこの現象に大きく依存する.特にTiO2とBSAが異符号に帯電するpHではBSAの吸着に伴うTiO2のゼータ電位の変化が著しく,これに対応して粒径も大きく変動する.また,TiO2とBSAが互いに同符号のpHでも,電解質を添加することにより,電解質による荷電の遮蔽効果に加えBSAとの複合効果も寄与し,粒径は著しい変化を生じる.高分子を含む微粒子懸濁液の限外濾過特性は,こうした微粒子の分散・凝集状態によって決定されると結論づけられる.
収録刊行物
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- 化学工学論文集
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化学工学論文集 35 (1), 87-93, 2009
公益社団法人 化学工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204508095872
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- NII論文ID
- 10025306997
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- NII書誌ID
- AN00037234
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3cXlt1amurk%3D
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- ISSN
- 13499203
- 0386216X
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- NDL書誌ID
- 10240039
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可