水蒸気により劣化およびそれを再活性化したMmNi5系水素吸蔵合金の水素吸放出特性

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タイトル別名
  • Hydrogen Absorption-Desorption Properties of Hydrogen-Absorbing MmNi5-based Alloy Degradation by Water Vapor and after Reactivation
  • スイジョウキ ニ ヨリ レッカ オヨビ ソレ オ サイカッセイカシタ MmNi5ケイ スイソ キュウゾウ ゴウキン ノ スイソ キュウホウシュツ トクセイ

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抄録

本研究では,水蒸気を含む水素をMmNi5系水素吸蔵合金MmNi4.04Mn0.31Co0.60Al0.05に10°Cで繰り返し吸放出させ,水蒸気による劣化が合金の水素吸放出特性に及ぼす影響を検討した.さらに,水蒸気により劣化した合金を温度80°C,常圧条件下の水素で再活性化したときの水素吸放出特性を検討した.水蒸気を含まない場合,吸放出回数の増加に伴い,吸蔵量は低下した.また,水蒸気を含む場合,吸蔵量は著しく低下し,吸放出速度の低下が示唆された.吸放出速度は,水蒸気濃度および吸放出回数の増加に伴い著しく低下した.再活性化後において,吸蔵量は増加したものの,放出量および吸放出速度はさほど増加しなかった.そのため,本研究における常圧下および80°Cでの再活性化は,合金内に残存していた水素の放出を促進するのみとなった.

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