スピーカーを用いた気柱共鳴による音速測定

書誌事項

タイトル別名
  • Siounds Velocity measurement by Resonation Air Column With a Loud Speaker

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説明

気柱の開口端で音叉を鳴らしながら気柱の長さを変化させ,音の強弱を耳で聴取して共鳴点を探る実験は従来から高校あるいは大学教養課程の物理学実験のテーマとして取上げられてきた.この実験は直接的である点で秀れているが,反面,音叉の振動が早く減衰すること,音圧最大の点を耳で判断するためにあいまいさが残ること,誤差を見積るのが難かしい等の問題がある.このため充分に定量的な実験とは言いかねる欠点があった.そこで音叉のかわりに低周波発振器と低周波増幅器に接続されたスピーカーを音源に用い,更に共鳴点ではスピーカーコーンの振幅が大きくなることを利用してスピーカーボイスコイルからコーンの振幅に比例した電圧を取出し,これをメータで読むことにより共鳴点を見出すことにした.これにより実験の精度および再現性が向上し,気柱の直径を変えた時の音速の変化等も検知することができた.

収録刊行物

  • 物理教育

    物理教育 25 (3), 121-123, 1977

    日本物理教育学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204511428608
  • NII論文ID
    110007488902
  • DOI
    10.20653/pesj.25.3_121
  • ISSN
    24321028
    03856992
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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