周期操作による反応成績の改善

  • 大森 隆夫
    (独)産業技術総合研究所環境化学技術研究部門
  • 谷口 智
    (独)産業技術総合研究所環境化学技術研究部門
  • 片岡 祥
    (独)産業技術総合研究所環境化学技術研究部門
  • 山本 拓司
    (独)産業技術総合研究所環境化学技術研究部門
  • 中岩 勝
    (独)産業技術総合研究所環境化学技術研究部門

書誌事項

タイトル別名
  • Global Reaction Enhancement by Periodic Operation
  • シュウキ ソウサ ニ ヨル ハンノウ セイセキ ノ カイゼン

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抄録

軽質オレフィン合成反応プロセスを対象として,周期操作により反応成績の改善(Global Reaction Enhancement, GRE)が可能かどうかについて,シミュレーションによる検討を行った.周期操作には,反応器の軸方向に壁面温度をサイン波の形で設定する操作法を用いた.その結果,適切な周期的温度設定を行うことにより,周期操作を行わない場合の最適条件における反応結果を上回るGREが実現され,エチレンとプロピレンの収率の和が約3%増加することが明らかになった.この結果は,周期操作あるいは温度の非一様設定がプロセス強化実現のための有力な手法の一つであることを示唆していると考えられる.

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参考文献 (18)*注記

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