乾燥地植林を目的とした中流域における表面流出率の測定

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タイトル別名
  • Measurement of Runoff Ratio in a Medium-scale Watershed for Afforestation of Arid Land
  • カンソウチ ショクリン オ モクテキ ト シタ チュウリュウイキ ニ オケル ヒョウメン リュウシュツリツ ノ ソクテイ

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抄録

現在,大気中二酸化炭素濃度の増加による地球温暖化が問題となっており,その対策として西豪州半乾燥地における大規模植林が試みられている.対象地での積極的な対策としては,対象地における表面流出水の有効利用が考えられているが,その期待される表面流出水量は未知であり,同時に進められている数値計算の比較可能なデータは皆無である.そこで本研究は,年間降水量200 mmの対象地における表面流出の実測を行い,表面流出率の定量的把握,および植林地選定を目的とした表面流出モデルの検証の為の水収支データ取得を行った.その結果,29 mmの降雨では表面流出率17.5%であることが実測により得られ,対象地における植林への表面流出水の有効利用量が定量的に明らかになった.

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