ドラフトチューブ付きSpout-Fluid Bedにおけるガスと粒子群の挙動

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  • Hydrodynamic Behavior of Gas and Particles in a Spout-Fluid Bed with a Draft Tube
  • ドラフトチューブ ツキ Spout Fluid Bed ニ オケル ガス ト リュウシグン ノ キョドウ

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抄録

ドラフトチューブ付きSpout-Fluid Bedは,通常の噴流層にドラフトチューブを設置し,さらにアニュラス底部に補助ガスを供給する改良型の噴流層である.本実験では,管径14 mmのドラフトチューブ,塔径100 mmの半円筒形装置を用いて内部の粒子とガスの挙動に与える噴流化ガス流量と補助ガス流量およびドラフトチューブ下端のエントレメント区間の長さの影響を検討した.また装置内部のガスのバイパス流れをCO2ガストレーサー法で調べた.<br>実験結果より,噴流化ガスと補助ガスの流量設定により5つの流動パターンが現れること,安定な噴流化のための最小噴流化ガス速度は補助ガスの増加により減少するが,その時の全体のガス流量は増加することが認められた.またアニュラス部のガス流量と粒子循環速度は補助ガス流量の増加やエントレメント区間を長くすることで顕著に増加した.それらの結果は,装置内のガスバイパス流れから説明できることがわかった.

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